SDガンダム オペレーションU.C.は2002年2月16日にワンダースワンカラー専用ソフトとして発売されたスクロール型のアクションゲームです。
開発は「SDガンダムジェネレーション」シリーズでおなじみのトムクリエイト。
ゲーム内容としては「機動戦士SDガンダム サイコサラマンダーの脅威」を携帯ゲームとして作ったらこんなゲームになるのではないか、といった感じのアクションゲームで使用できるモビルスーツの数がなんと108種類もある面白い作品です。
ただし、全てのモビルスーツを出すに「Gジェネレーションポケット」というガンダム版たまごっち、もしくはデジモンのような機械が必要でした。
プチモビルスーツといった他の作品では操作することがなさそうな機体まで出てきますが、ゲーム本編で使用するというよりはサバイバルモードなどのおまけモードだけで使える仕様なのでちょっと残念。
使用できるMSを増やすにはUCモードをクリアしていくことが必要で、クリアすると2体ずつMSが増えていきます。
UCモードのストーリーだけをクリアすることで「逆襲のシャア」のストーリーモードが解放され、全てをクリアすると「サザビーモード」が解放されます。
SDガンダム オペレーションU.C.ってどんなゲーム?

SDガンダム オペレーションU.C.のゲームモードはUCモード、VSモード、サバイバルモードの3つです。
UCモードで宇宙世紀を追体験するようなゲーム内容ですが、ほとんどキャラクターどうしのやり取りはなく、文章でストーリーをすこしだけ説明してくれます。
基本はSDのモビルスーツ(MS)たちの動きでアニメの名場面を表現しており、アニメの内容をしっていると何が起こっているのか理解できますが、知らない場合は何が起こっているのか分からない可能性があります。
アニメのガンダムを視聴済みだと「おぉ、あの場面をSDガンダムで表現しているなぁ」と感心しながらゲームを楽しめるでしょう。

UCモードでは「初代ガンダム」「Zガンダム」「ZZガンダム」「逆襲のシャア」のストーリーと個別にモビルスーツごとのステージを楽しめます。
逆襲のシャア編は最初の状態ですと遊べませんが、ストーリーをクリアしていくと解放されます。他のストーリーよりも短く、ゲーム時間は10分くらい。
ゲーム内容は単調なもので、プレイヤーが操作するMSにたいして敵のMSが2、3体画面に出現して攻撃を加えてくるというもの。
射撃、ため攻撃、接近格闘とスペシャル技がMSごとに設定されています。スペシャル技はLV3まであり、それぞれ攻撃方法がことなります。
ゲームの途中に戦艦であるムサイ、チベなどと戦う場面があったり、大型モビルスーツのサイコガンダムやクインマンサなども登場するので登場するMSの多彩さを楽しめることでしょう。
敵にやられてしまってもコンテニューによるペナルティがないので、いくらでもやり直すことができます。
通常のMSはたいして強くありませんが、ファンネルを使うキュベレイや大型MSとの戦いは苦戦を強いられるでしょう。
特に大型MSのサイコガンダムマークツーなどは、難易度調整が間違っているのではないかと思えるほどの強敵です。

通常の敵MSとの戦いはあまり面白くありません。基本戦術は体当たりをして敵を後退させつつ攻撃するというもの。
接触ダメージが無いので敵に囲まれそうになったら体当たりで画面外へと追い出してしまえば、敵は攻撃してきません。

登場するMSは多彩ですが、行動パターンがあまり多くないのでアクションゲームとしての面白さは薄味だと感じます。
MSの性能差が激しく、実弾武器しか持っていない場合はビーム兵器を使えるMSに弾をかき消されてしまいます。モビルスーツの性能の差が戦力の決定的な差となってしまうのでした。
戦艦との戦いはこのゲームの中でもちょっと面白い部分。敵戦艦の主砲や艦橋を破壊しながらステージを進んでいきます。
なぜか最後は戦艦のスラスターから太いのビームを撃ってくるので、それをよけつつ破壊します。

SDガンダム オペレーションU.C.はアクションゲームなのに、なぜかスコアが存在していません。
なのでハイスコアを目指してステージを何度もやるという楽しみが一切ないのです。
1回クリアしてしまうとやりがいのないゲームとなってしまいます。携帯ゲームなのだからハイスコアを目指すモードくらい入れておいてほしいと子供の時は感じました。
SDガンダム オペレーションU.C.のやりこみ要素

やりこみ要素としては、UCモードのステージをクリアすることでVSモード、サバイバルモードで使えるMSが2体づつ増えるというものがあります。
一番短いZZのメタス編や、逆襲のシャア編でもMSが増えるので、使用できるMSを解放するのにやりこんでいた記憶があります。
ですが、全てのMSをこのゲーム単体で解放することは出来ません。
このゲームはGジェネポケットというガンダム版たまごっち的な機械と接続することでしか使用することが出来ない機体が存在するためです。敵MSとしてはふつうに登場します。
当時はたまごっちのブームがあったため、デジモンやドラクエのスライム型の万歩計型ゲーム機などいろいろなパクリ?商品がたくさんありました。
ジージェネレーションギャザービート2とかもそうでしたが、ワンダースワンのゲームの中には他の機器と通信ないし接続しないと解放されない仕様のものが多かった記憶があります。
サバイバルモードがSDガンダム オペレーションU.C.でのクリア後のやりこみ要素になるのでしょうが、クリアしてもMSの名前が紫色に変わるだけで特に何も特典はありません。

サバイバルモードで登場するガンダムの顔をしたアイテムの効果はゲーム中に表記されておらず、説明書にも説明されていませんでした。
なんでも、漫画「SDガンダムフルカラー劇場」の4コマの中でのみ説明されているようです。今まで知らなかった。
しかも2P対戦でのみ登場する旧ザク、シャアザク、ギャンのマークも存在するとは、ワンダースワンで通信対戦する友達がいなかったので初耳すぎる。

ガンダム:プレイヤーのHP回復
Zガンダム:自陣に敵MSを1体多く出現させる
ZZガンダム:特殊能力ゲージを1レベル上げる
シャアザク:対戦相手に2機のMSを送り込む
旧ザク:HPゲージをダウンさせる
ギャン:特殊能力ゲージを1レベルダウン
Zガンダムのアイテムだけお邪魔度が高すぎ。とってしまうと途端にサバイバルモードが難しくなるので注意が必要なアイテムです。
地上のステージだとファンネルもちのMSが選べなかったり、敵として出てこなかったりと、細かい点で原作に忠実なゲームですね。
SDガンダム オペレーションU.C.感想・評価まとめ

当時の携帯ゲーム機でガンダムのアクションゲームが出来るという点ではよくできた作品だといえます。
登場するMSが多彩で、子供の時はすごく楽しんできた記憶があります。
たくさんのSD化されたモビスルスーツが登場するので、とてもにぎやか。ただ、MSの性能差がありすぎるのでバルカンしか撃てないMSだと難易度が上がりすぎてしまいます。
ゲームバランスとしては、巨大MSであるサイコガンダムやクインマンサ、αアジールなどとの戦闘と通常の敵MSとの戦闘の難易度が違いすぎてバランス悪し。
特にファンネルを使う敵が他のMSよりも強すぎる。
サイコミュ兵器であるファンネルの当たり判定が小さいので倒しにくいくせに、自分のMSにしっかりダメージが入り、さらに破壊しても補充してくる凶悪さ。
自分で使う分にはサイコミュMSはそんなに強く感じないけれども、敵が使うと強くてやっかいです。
ストーリーモードのステージは長いものと短いものとの落差が激しすぎると思います。ZZのメタスはすぐにクリアできてしまうくらいに短い。
100を超えるMSが登場するのだから、ストーリーモードで使わせて欲しかったなぁ。あとハイスコアを目指せるようにスコアを導入していてくれたら良かったかな。
Gジェネレーションポケットを使わないと解放されないMSがいるのでMSのコンプリートは難しい仕様です。そこは当時、残念に感じていました。
私がこのゲームを買ったのは確か秋葉原だった記憶があります。
パッケージを見たときにかっこいいと思って衝動買いしてしまった。νガンダムも影になって登場を示唆しているのがにくい演出でした。
ストーリーの演出は、アニメの宇宙世紀を知っていれば「あの場面ね、よくできている」と楽しめるものでいい出来だと感じます。
宇宙世紀のガンダム作品を知らない場合は、何が起こっているのか分からないくらいに説明不足です。というか、説明はほぼありません。
「SDガンダム オペレーションU.C.」は子供のころにやりこんだ思い出深いワンダースワンのゲーム。
今となっては遊ぶのは難しいゲームですが、もしもワンダースワンカラーでプレイする機会がありましたらぜひ遊んでほしい、そんな作品です。


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